不登校は親のせい?
結論から言うと、親のせいである部分はあります。
保護者の方自身も気づいていなかった性格やクセが、その子に移り、コミュニケーションが苦手になってしまうこともあります。
例えば、こんな事例があります。
父親が社会的に優位な立場に居て、自慢を語ることが多い方でした。
そのために、息子が自慢で友だちとコミュニケーションをとるようになり、そのため、友人が少なく、友だちができにくいという事例です。
この場合、こんなことが不登校の原因になるとは思わないですよね。
どうして親のせいと思ってしまうのか?
その想いがどうしてできるのかというと、、、
おそらく、
不登校の事例集を読んだり、体験談を聞いたりすると、
「保護者が頑張って不登校を解決した」というニュアンスのものが多いからではないかと思います。
「保護者が頑張って不登校を解決した。」
本当にその通りで、保護者の方が頑張らないと、不登校は解決しないのです。
ただ、多くの場合、それだけでは不足ですのでご注意ください。
本当に親のせい?
私の両親も自分たちのせいで私が不登校になったのだから、しっかりしなければと思っていました。
私自身の不登校のケースでの原因は、家庭、学校、友人関係、そして運、の4つです。
その悪循環の状況は、誰にもどうしようもない状況でした。
ご家庭に支援に入らせていただいて、この不登校のケースは、事前に分かっていても、不登校回避できたかどうかわからない。と思うことは少なくありません。
もし、事前に預言者がいて、このままだと私が不登校になる、と当時私の家族に言われても、適切に対応できたかどうかはわかりません。
あまりご自身を責めないでください。
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