繰り返し書くのはほとんどの子に無意味

私、漢字や単語の小テストで、「間違えたものを10回書きましょう。」と言われるのが、とても嫌いでした。

高校生になって分かったのですが、私、書いて覚えるの、とても苦手なんです。いつかはできるようになる!と頑張っていたこともあるのですが、一向に上達しませんでした。

大学に入って、認知心理学を勉強したら、学習心理学という最高に面白い科目を見つけました。人間の経験は、どのように学ばれるか、という考え方です。

そこで、単語テストのやり直しって意味あるのかな?と気になり調べました。

すぐにわかりました。
私には意味がなかったんだ!!
能力的にタイプが合っていなかったんだ!
だから苦しかったんだ。

過去の先生たちの顔がよぎり、恨めしい印象に変わっていきました。

高校3年生の時、自力で勉強を始めた時、一番英単語を覚えやすかったのは、
1ページの単語を連続して正解できるまで止めれまテン。をゲームとしてやっていたやり方です。

このやり方で、どんどん覚えれるんです。

生徒たちにも本人に合う勉強方法を教えています。

どのタイプなの?は↓このサイトを参考にしてください。

 

ある生徒は、15個の単語を60分を100%覚えようとするとできないけれど、100個の単語を15分で60%の達成率で覚えようとすると、できる子が多いです。
少しの量を1回でしっかり覚えるのは、人間の脳は向いていないんです。

人間の脳は短期記憶が得意です。

短期記憶でうまくいった快の感情が乗るもの、さらに、何度も短期記憶に登場する情報は、長期記憶にしようとします。

それが脳に合わせた記憶法なんです。

なので、15個を100%はできないけど、100個を60%はできるわけですね。

3年前の生徒がこれを知り、できて笑ってました。「ずっと僕が馬鹿だからできないんだと、僕が悪いんだと思っていました。馬鹿だったのは講師のやり方でしたね。笑」

その通りだと思います。