小学生の不登校が急増しています。
この記事では、いじめが原因と言われていますが、
それは微妙かなと思います。
いじめよりは、学校の方針の変更の影響だと思います。
10年前の2010年ごろから、学級崩壊をしないように、ルール化などの管理教育が増えました。
その前の時代に学級崩壊が流行り、その対策として、ルール化の低年齢化をする学校が多くなったらしいです。
例えば、2000年代では、小1・2は、走り回ったりしながら、それを注意され、誉められ、徐々に座って勉強できるように慣れていく期間だと言われたことがあります。(大学の授業で、小学校の先生から聞きました)
それが、最近になると、走り回らないようにする、となっていました。
学ぶことに慣れていく過程が失われた感じがあります。
岡山市では、「スタンダード」という基準が学校に掲示され、理想の生徒像を画一化しています。
「背筋を伸ばして授業を聞きます」等と書かれています。
あくまで目標のようですが、多様な社会とは逆の方向性ですね。
ある小1の生徒はこう言っていました。
教室で先生がプリントを返却するとき、出席番号順にならんでいるのに、
しゃべってはいけないと注意されるのが、分からない。
なぜか聞いたら、そういうものだ、と教えられた。
理解がされないまま、静かな教室が良いとされる。
それは考えない子を養成しているのではないだろうか。
そう思ってしまいます。
幼稚園と保育園では、なぜでしょう、考えましょう、話し合いましょう、と教わるようになり、
幼保と小学校の、その差が激しくなっています。
それで苦しくなって、不登校が増えるって、本末転倒なんじゃないかな。