こんにちは。NPO法人ステップの原です。
今日は、ステップが不登校をどう見ているのか、というお話です。
ここがステップの支援の一番の土台になる部分なので、少し丁寧にお伝えしますね。
「学校に行けない」の奥にあるもの
お子さんが学校に行けなくなったとき、
まず考えるのは「どうすれば学校に行けるようになるか」だと思います。
学校や多くの支援機関も、同じことを考えます。 (岡山県でもかなりここ数年は緩んできました。)
「学校に行かないこと」が問題で、それを解消しようとする。
自然な発想だと思います。
そういう役割だとも思います。
でも、これまで多くのケースを見てきて思うのは、
「学校に行かないこと」は本質ではないんじゃないか、ということです。
不登校の本質は、
その子が個人として抱えている「生き悩み」だと、ステップは考えています。
生き悩みは、「もっとこう生きたい。でもできない」という葛藤の中にあります。
すごく個人的な事です。
(そういえば、昔フラれたことをバラされて、不登校になったケースもありました。そういう個人的なことに生き悩みの中身があります。)
- 生き悩みの中身は、本当にバラバラです。
- 友達関係がしんどい子もいれば、先生と合わない子もいる。
- 勉強についていけないことが苦しい子もいるし、
- 家庭の中に居場所がないと感じている子もいる。
- 「自分は何がしたいのか分からない」という子もいます。
しかも、これが一つだけとは限りません。
いくつかが絡み合っていることのほうが多いです。
そして、時間とともに変わります。
最初は友達関係がきっかけだったのに、
半年後には「勉強の遅れ」が一番の悩みになっている、
なんてことは日常的に起きます。
だから、「不登校の子にはこうすればいい」という万能の処方箋は、
残念ながら存在しないんですね。
学校に行かないと「いばらの道」になる

学校に通っていると、いろんな資源が自然と手に入ります。
- 友達ができる。
- 先生に相談できる。
- 部活で仲間ができる。
- 進路の情報が入ってくる。
- 行事を通じてコミュニケーション力が育つ。
意識しなくても、周りから得られるものが多い。
不登校になると、このルートから外れます。
すると、今まで自然に手に入っていたものを、
自力で、手探りで獲得しなきゃいけなくなる。
- 同世代の仲間がいない。
- 相談できる大人が限られる。
- 進路の情報に出会えない。
- 社会性を育てる場がない。
これがなかなか大変な道で、不登校の状態が長くなるほど、ハードルが上がっていきます。
「なんか違う」が起きる理由

「不登校の本質は生き悩みである」という視点が共有されていないと、支援にズレが生まれやすくなります。
たとえば、「学校に行くこと」がゴールになると、
生き悩みが解決されないまま復帰することになります。
結果として、また崩れてしまう。
生き悩みが見えていないと、「見守りましょう」「様子を見ましょう」としか言えなくなる。
具体的にどこに向かって何をすればいいか、設計できない。
生き悩みは一人ひとり違うのに、同じプログラムを全員に当てはめると、合わない子が出てくる。
これは誰かが悪いわけではなくて、構造的にそうなってしまうんですね。
ステップでは、まず「この子の生き悩みは何だろう?」を見極めるところから始めます。
そこがすべてのスタートです。
ステップ原
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