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メイクレッスン
目が盛れない、ビジュが悪い、なえる、行きたくない、外に出たくない。この流れを止めるためのレッスンです。
「そんなにしなくてもかわいいよ」とは言いません。やりたいところまでやります。

NPO STEP / OKAYAMA
盛れていない日は全部のやる気がなくなる。そんなギャル専用の不登校支援です。やる側もギャルです。ギャルの生き方で、より良いギャル人生になりましょう。
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目が盛れない、ビジュが悪い、なえる、行きたくない、外に出たくない。この流れを止めるためのレッスンです。
「そんなにしなくてもかわいいよ」とは言いません。やりたいところまでやります。

目ヂカラ爆上げ!盛れる二重幅を一緒に研究!貼る位置、食い込ませ方、取れにくい付け方。
学校でできない分、ここで。

巻き方、分け方、まとめ方。アイロンの温度と当てる角度。

ちゃりこいで崩れてる。雨で崩れる。梅雨の時期にアイロンで直したいのに、学校にアイロンも持っていけない。崩れる条件は決まっているので、条件ごとに手を打ちます。
持っていかなくても持つ作り方から。

爪が長くできない場所の外で、長くしていいです。色も自由。うまく塗れた日は、そのあとずっと機嫌がいいです。
やり方を覚えて帰れば、家でも続けられます。

着やせして見える組み合わせ、韓国寄り、靴で全部変わる話。スカートの丈を測られない場所で、着たい丈を着てください。
持ってる服を写真で見せてもらって、その中から組むのもあり。

乾燥肌、脂性肌、混合肌。自分がどれかを知らないまま塗ると、どれだけ丁寧にやっても崩れます。洗顔と保湿の順番、季節での切り替え方。
土台が変わると、同じコスメでも持ちが変わります。

合う色の見つけ方、プチプラとデパコスの使い分け、店頭での試し方。買って合わなかったものが増えているなら、その原因のほうを先に見ます。
持ってるもの全部持ってきて、仕分けから始める人が多いです。

ダイエットの話は、それ自体が共通の話題です。何を試したか、何が続かなかったか、誰の情報が当てにならなかったか。ここで一番盛り上がる話のひとつです。

教室を出て、コスメカウンターやショップへ。行き先は本人が決めます。見て、しゃべって、帰ってくるだけの日もあります。
どこまで行くか、お金のことは、その都度相談して決めます。

光の当て方、角度、背景。同じ顔でも撮り方で別物になります。加工をどこまでやるか、どこから不自然になるかの線も一緒に見ます。
こちらから撮影をお願いすることはありません。

ここから先は、保護者様向けご案内
読みたいところだけ開いてください。全部お読みいただく必要はありません。
見た目にばかりこだわって、と思われるかもしれません。ただ、そこがいちばんの手がかりです。
25年にわたって当事者への聞き取りを続けてきた研究があります(久保友香『「盛り」の誕生』太田出版)。「なぜそこまで化粧をしたり、加工をするのか」と聞かれた女の子たちの多くが、モテたいからではなく「自分らしくあるため」と答えています。
盛りは、決まった型を共有したうえで、その中に自分だけの差をつくる自己表現です。しかもこの世界は民主的で、高いブランドや生まれつきの顔で勝負するのではなく、ドラッグストアや百均で誰でも買えるもので勝負します。だから、工夫と手間をかけた人が評価されます。
娘さんは、努力が正当に評価される場所を、自分で見つけて確保している。私たちはそう見ています。
学校で評価されなくなったあとも、評価される場所をひとつ持ち続けている。ここが手がかりです。理由が言えないまま動けない状態より、ずっと打つ手があります。
大げさな話ではありません。実際に起きているのは、この連鎖です。
最初の一つで、その日の残りが全部決まってしまう。手を打てるのは、この連鎖のどこかを切るところです。私たちがやっているのは、最初の一つが起きにくくすることと、起きた日に戻し方を持っていることの二つです。
「そんなことで」と言ってしまうと、この連鎖は見えなくなります。だからこのページでは、前髪の話を前髪の話として書いています。
爪、まつげ、スカート、アイロン。学校で制限されているものが、そのまま本人の中心にあります。中心を全部置いてこないと入れない場所に、毎日行きたくならないのは自然なことです。
学校の外に自分たちの場所をつくるのは、ギャルがずっとやってきたことでもあります。学校が合わなかった子たちが外に集まり、そこで人との関わり方を覚えてきた歴史があります。社会学の分野では、そうした場所が学校に代わる場として機能してきたことが研究されています。
ただ、当時のそれは大人がいない場所でもありました。ステップがやろうとしているのは、同じ働きを、大人がいる形で用意することです。在籍したまま利用していただけます。
外から見れば、遊んでいるように見える時間が多くあります。前提として、盛ることには工夫する力が要ります。型をそのまま真似るだけでは仲間内で評価されないので、自分なりの差をつくる必要がある。私たちがやっているのは、その力の使い先を、少しずつ外に広げることです。
実際に力がつくのは、外に出た回数の分だけです。楽しいから続く、続くから回数が増える。この順番でしか進みません。だから、楽しいことを先に置いています。
ただ、正直に申し上げます。「学校に戻ります」というお約束はできません。まず行くのが嫌ではない場所が一つできるところから始まります。
集団に入れば、また比較が起きます。見た目の話は特にそうです。それを何度も経験してきた人にとって、グループは楽しい場になりません。まず、比べなくていい相手を一人つくる。順番はそちらが先です。
この分野は、やったことがその日のうちに形になって残ります。うまく塗れた爪、決まった前髪。長いこと何も達成していない感覚が続いている状態には、これがいちばん効きます。
本人が乗り気ではありません。連れて行っていいものでしょうか。
無理に連れてこられた回は、たいてい続きません。まずは保護者の方だけでご相談ください。そのうえで、ご本人にどう伝えるかを一緒に考えます。
メイクを覚えることが、学校復帰につながるのでしょうか。
直接はつながりません。順番として、まず外に出る回数が増えること、話せる相手が増えることが先です。進路については、エネルギーが戻ってきた段階で改めてご相談します。
むしろ、外見にこだわる傾向が強くなりませんか。
こだわりを弱めることは目標にしていません。いま起きているのは、うまくいかない日にそこから一日が崩れてしまうことのほうです。やり方の手数が増えると、崩れる回数が減り、崩れた日も戻せるようになります。結果として、そこに支配される時間は短くなります。
私も昔ギャルでした。だから余計に心配です。
同じ時期に同じことをやっていたので、この先の展開が想像できて怖い、というご相談があります。当時と違うのは、ここが学校の外の集まりではなく、大人がいる支援の場だという点です。スタッフがつき、記録が残り、保護者の方と共有します。そのうえで、当時ご自身が何に助けられたかは、支援の設計に使わせてください。いちばん参考になります。
ダイエットの話をさせて大丈夫でしょうか。
話題として扱います。体重の目標を立てさせたり、食事を制限させたりはしません。実際には「何を試して、何が続かなかったか」を話す時間になることが多いです。体重や食べることで心配な状態が続いている場合は、医療機関へのご相談をおすすめしています。
コスメ代がかさんでいます。ここに通うと、さらに増えませんか。
新しく買うことを前提にしていません。持っているものを持ってきてもらい、使い方を見直すところから始めます。買い物に同行する場合の行き先や費用の分担は、ご家庭の考え方に合わせて、その都度ご相談して決めます。
外出に同行するのは、男性スタッフでしょうか。
この支援は女性スタッフ1名が担当します。メイクやファッションの話が実際に通じる相手であることを条件にしているためです。
学校を辞めることになりませんか。
在籍したまま利用していただけます。学校を辞めることをおすすめする支援ではありません。学校の外に、居られる場所をもうひとつ持つという位置づけです。
SNSのアカウントを見せるように言われますか。
こちらから見せてほしいとお願いすることはありません。ご本人が見せたいときだけで大丈夫です。
私の担当生徒で、「学校が楽しくないから行かない」と言った生徒が以前いました。先生や大人から、「わがまま」や「さぼっている」と見られていました。
でも、詳しく話を聞くと「頑張り方が私に合っていなくて、頑張りたいと思えない」と、ご本人は困って不登校になっていました。
その子なりの頑張り方を優先できるように支援をしていくと、一気に活動的になっていき、自分でイベントを企画するようになりました。
このギャルによるギャルの支援は、そんな考え方の支援です。
NPO法人ステップ 理事長 原 昌広
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後半はおうちの人に向けて書きました。でも、あなたも読んでいるので、ここだけあなたに書きます。
最初は、メイクの話か、服の話だけで終わります。それでいいです。
やってることを、ちゃんと見る人がいる場所です。
来るには、おうちの人から連絡してもらう必要があります。先におうちの人だけで話をして、そのあとに会います。あなたが最初から出ていく必要はないです。