理事長原の不登校体験
ご挨拶
こんにちは。
NPO法人ステップ理事長の原 昌広(はら まさひろ)です。
このページでは、私自身の不登校体験について書きます。
乱筆ですが、ご容赦ください。
不登校は2回経験している。
私自身の不登校経験で大きな特徴は、2回不登校になっていることです。
小学生の不登校と、高校生の不登校をしています。
今振り返っても、関連性の少ない問題で不登校になり、再発とは言い難い不登校です。つまり、2種類の不登校になった経験があるということです。
小学生の時の原因は、家族関係や学校担任によるストレスからの不登校。高校の時の原因は、人間関係や将来に対する不安や逃避するための遊びすぎての不登校でした。
また、中学生の不登校はしていないことも特徴です。中学生の頃は楽しく過ごすことができました。元不登校児として、中学校からも、友人からも優しくしてもらったおかげです。
1回目の不登校は小学3~6年
最初に不登校になったのは、小学3年生のゴールデンウィーク明けの時期でした。寒暖の差が激しかったからか、風邪を引き、数日寝込みました。小学生なので、もちろ1日寝ていれば治ります。ただ、母に「調子が悪い」と言い、そのまま数日寝ていました。そのときはなんとなく調子が悪いと思ったのか、思い込みだったのか、ウソだったのか、記憶が定かではありませんが、眠っていたいと思い、寝込むことにしました。
不登校になって数日~再登校の朝
そのときの、学校に行かなくてもいい心地よさや安心感はハッキリと覚えています。私の「調子が悪い」の一言に、母は「そう。寝ときなさいよ」といった事だけ口にし、仕事に出て行きました。そのときの開放感は特別なものでした。さあ、これから何しようか!と意気込みました。
意気込んで遊ぼうとするのですが、自宅には遊ぶ物はあまりありませんでした。当時はゲーム機(スーパーファミコン)を持っている家庭は少なく、友人の中でも2人だけが持っている貴重なものでした。ゲームボーイやファミコンは持っているのですが、遊びつくしたカセット(ソフト)しかなく、あまり楽しいものではありませんでした。
仕方がないのでテレビを見ていました。一番面白かったのは『笑っていいとも!』や刑事ドラマでした。ただただ楽しく、のんびり過ごした数日でした。
その内に、身体が元気になっていくのを感じました。ゴールデンウィーク前の身体の重さがウソのように、寝込んで数日の間で回復していました。足取りも軽く、爽快な心持ちでした。今思えばストレス抜きができ、身体が元気になったのだと思います。
風邪も治り、身体が軽くなったので学校に行くことにしました。朝準備して、学校に向かうために家を出ました。家を出るまでは元気にいつも通りの朝の準備でした。玄関のドアを出て、学校に向けて歩きだしたそのとき、初めて、『行きたくない』という思いが頭をよぎりました。なんだろう、と不思議がりながら学校に行きました。
学校に行くと、それまで孤立気味で薄かった人間関係は、全くなくなっていました。誰ともほとんど話さずに一日を終えました。
登校して数日の間、不登校の原因
学校には行くものの、徐々に学校に行きたくなくなりました。4月の段階では、それが普通で分からなかったのですが、ゴールデンウィークから続き、数日の休暇でストレスが抜けている私には分かりました。「このクラスは異常だ」と。
まず、担任が異常なのです。とにかく担任がすぐに怒ります。忘れ物をした生徒を教壇の上にならべ、順番に担任が両方のもみあげをひっぱっていきます。担任の機嫌の悪いときには忘れ物をした生徒は廊下に出さされます。時には10人弱の生徒が同じものを忘れ、1時間近く廊下に立たされました。その後にもみあげを引っ張られ、席に戻ってよいというシステムでした。正座も当然のようにあり、床に直接の長時間の正座が痛かったと記憶しています。
もちろん昔だから今よりは体罰に関して厳しくない世の中ではありましたが、それでも異常でした。小学3年生の忘れ物への指導方法が体罰、この表現だけでも異常だということがわかっていただけると思います。
次に、話したことのある生徒がほとんどいませんでした。小学2年生のときはグループに属しており、日々遊ぶメンバーが固定されていました。しかし、そのグループは元気な子が多く(ヤンキーではない)、グループは全員がバラバラのクラスにされてしまいました。6人のグループを4クラスにバラバラにされたため、グループの他のメンバーとも遊ぶことが無くなりました。数度話したことのあるS君と遊ぼうとしましたが、気が合わず、友達にはなれませんでした。
最後に、私はほとんどしゃべらない状態になっていました。今でいうところの緘黙(かんもく)という症状です。病名で言うと、「場面緘黙」というもので、雑談や、すぐ答えられる記号的な当たり障りのない会話は話せるけれど、自分の気持ちを話したり、
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最後に
最後までお読みいただき、誠にありがとうございます。
この文を記載できること、