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2024.12.17

お知らせ

やる気が無い不登校など存在しない

どうも!
NPO法人ステップの原です。

今日は『怠惰は存在しない』という本を買いまして、読む前に自分の思っていることを書き出そうと思います。
その後、本を読みながら連続ブログを書いて行こうと(現段階では)思っています。

不登校の原因一位は「やる気が無い」

令和5年度の文科省の調査で、不登校の原因の一位が「学校生活に対してやる気が出ない」でした。

でも、私はやる気が無い不登校の生徒には会ったことがありません。
今までの生徒、数百人の全員が、「回復したい・社会復帰したい」と思っていました。
もちろん、今すぐに動き出したい、という生徒は少数派です。
でも、ご本人に合った対策をスタッフが提案した時、必ず受け入れ、必ず回復しようとします。

だから、不登校の生徒が回復したがらないとき、それは、支援者側のやり方が悪いんだと思います。(「という風に考えた方がうまくいくので、そうしている」という側面もあります。)

怠惰は存在しない、と私も思う。

本のタイトルのように、「怠惰」というものは存在しないと私も思います。

私は、怠惰というものが分かりません。

  • 疲れてやる気が出ない

と思うことはあります。
でも、

  • 元気だがやる気がでない。

と思ったことはありません。
その場合は、

  • それを今はやりたくない。

と思っています。

「やる気」とは何か?

そもそも「やる気」というもの、それ自体が感情だとは思いません。
様々な感情の結果、やる気が出る、という結果が生まれていると理解しています。

「やる気」という感情があると思っているから、やる気が無い状態=「怠惰」だと思われているのではないでしょうか。

「やる気」の要素は?

「やる気」の要素を分解してみたいと思います。
(やる気を出す対象(行動や物)を「ソレ」と表現します。)

〈既知のソレの場合〉
「やる気」は、

  • 前回ソレをやった時のストレス増減の結果(学習記録)
  • 現在の余裕

で構成されています。

〈継続しているソレの場合〉
「やる気」は、

  • 前回ソレをやった時のストレス増減の結果(学習記録)
  • 止めるとした場合の予想ストレス
  • 現在の余裕

で構成されています。

〈未経験のソレの場合〉
「やる気」は、

  • 興味があるか(好き嫌い)
  • 価値観に合っているか。
  • 自分ができそうかどうか(できない可能性の見積もり)
  • ソレをする場合の損得
  • 断った場合のデメリットの見積もり
  • できなかった場合のデメリットの見積もり
  • 現在の余裕

で構成されています。

・・・と、ここまで打って、気づいたのですが、ぜんぜん面白くないですね。この文章。
止めます。

つまり、言いたいのは、不登校にやる気はあるし、怠惰ではありません。

ではでは。