どうも!
NPO法人ステップの原です。
今日は『怠惰は存在しない』という本を買いまして、読む前に自分の思っていることを書き出そうと思います。
その後、本を読みながら連続ブログを書いて行こうと(現段階では)思っています。
不登校の原因一位は「やる気が無い」
令和5年度の文科省の調査で、不登校の原因の一位が「学校生活に対してやる気が出ない」でした。
でも、私はやる気が無い不登校の生徒には会ったことがありません。
今までの生徒、数百人の全員が、「回復したい・社会復帰したい」と思っていました。
もちろん、今すぐに動き出したい、という生徒は少数派です。
でも、ご本人に合った対策をスタッフが提案した時、必ず受け入れ、必ず回復しようとします。
だから、不登校の生徒が回復したがらないとき、それは、支援者側のやり方が悪いんだと思います。(「という風に考えた方がうまくいくので、そうしている」という側面もあります。)
怠惰は存在しない、と私も思う。
本のタイトルのように、「怠惰」というものは存在しないと私も思います。
私は、怠惰というものが分かりません。
- 疲れてやる気が出ない
と思うことはあります。
でも、
- 元気だがやる気がでない。
と思ったことはありません。
その場合は、
- それを今はやりたくない。
と思っています。
「やる気」とは何か?
そもそも「やる気」というもの、それ自体が感情だとは思いません。
様々な感情の結果、やる気が出る、という結果が生まれていると理解しています。
「やる気」という感情があると思っているから、やる気が無い状態=「怠惰」だと思われているのではないでしょうか。
「やる気」の要素は?
「やる気」の要素を分解してみたいと思います。
(やる気を出す対象(行動や物)を「ソレ」と表現します。)
〈既知のソレの場合〉
「やる気」は、
- 前回ソレをやった時のストレス増減の結果(学習記録)
- 現在の余裕
で構成されています。
〈継続しているソレの場合〉
「やる気」は、
- 前回ソレをやった時のストレス増減の結果(学習記録)
- 止めるとした場合の予想ストレス
- 現在の余裕
で構成されています。
〈未経験のソレの場合〉
「やる気」は、
- 興味があるか(好き嫌い)
- 価値観に合っているか。
- 自分ができそうかどうか(できない可能性の見積もり)
- ソレをする場合の損得
- 断った場合のデメリットの見積もり
- できなかった場合のデメリットの見積もり
- 現在の余裕
で構成されています。
・・・と、ここまで打って、気づいたのですが、ぜんぜん面白くないですね。この文章。
止めます。
つまり、言いたいのは、不登校にやる気はあるし、怠惰ではありません。
ではでは。