ステップで行っている不登校支援の一覧です。
(たくさんの項目があるので、↓の目次からジャンプして、必要なところだけ読んでください。)
段階別不登校支援
不登校の時期を5つの段階(前兆期・初期・中期・後期・復帰期)に分けて、
それぞれの段階で支援をすることによってスムーズに回復します。
→詳細のご説明は、こちらのページへお願いします。
ご本人向け 支援内容
ご本人向けの支援内容は、このように行っています。
事前に、保護者の方と面談をした上で支援計画を考え、ご本人と会います。
※中期~後期の支援(③~)は、ご本人の状況に合わせた組み合わせ、順番で行います。
※前兆期・初期・中期・後期・復帰期というのは、段階別不登校支援の用語です。
最初の時期の支援
①担当スタッフと仲良くなる(訪問・来所)
- 信頼してもらえる関係を作る
- 一緒に遊ぶ
アニメ、SNS、youtube、ゲームなど、本人の趣味で遊びます。 - 本人の話をよく聴く
- 安心できる態度で関わる
- 一緒に遊ぶ
- 情報を集めて、ご本人の負担を減らす。
- 遊んだり話したり、関わりながら本人の情報を集めます。
- 支援計画の見直しを行います。
②メンタルケア(訪問・来所)
- カウンセリング
- カウンセリング
- 心理テスト
- ストレスケア
- トラウマの除去
- 不安の解消 など
- 不登校の話をする
- 学校のしんどかった話
- 勉強の話
- 自分自身をどう思うか など
- 自尊感情・自己肯定感を上げる
- ありのままで良いと思える
- 少々だめでも良いと思える
- 挑戦してみても良いと思える
- 他人と関わって大丈夫と思える
中期~後期の時期の支援
③コミュニケーション(訪問→来所へ)
- 楽しい人間関係の作り方
- 雑談の方法
- 笑える話の作り方
- ツッコミの方法
- 本人なりの一緒に遊ぶ楽しさを考える
- 趣味を一緒にする会
- アウフヘーベンのイラスト会(季節・中高生向け)
- マインクラフトの会(定期・小学生向け)
- ヴァロラントの練習会(定期・中高生向け)
- APEXの会(不定期・中高生向け)
- サバゲーの企画(企画中・中高生向け)
- スプラトゥーンの会(不定期・中高生向け)
- ラウンドワンの会(不定期・中高生向け)
- 食事会(不定期・中高生向け)
- カラオケの会(不定期・中高生向け)
- 友だちの作り方
- 会話のポジションについて
- 共通の趣味の探し方
- 話しかけ方
- 話しかけられ方
- 学校外の友だち作りの支援
- 他生徒とコミュニケーションを練習する。
- スタッフと、他生徒と3人で遊ぶ
- 4-5人で遊ぶ
支援の様子は、Instagramまで👉
④発達支援
ステップでは、ご本人の発達特性に合わせた支援をしています。
得意を伸ばし、苦手を補う方針で行っています。
ステップの発達支援の詳細はこちら。
(長いので折りたたんでいます。)
発達支援は、手法なので項目ではない。
ご本人が、ご自身の特性を使いこなせるようになると、楽しい人生になります。
ステップでは、発達支援を特別なものと考えておらず、
- メンタルケア
- コミュニケーション指導
- 学習支援
- モチベーションの対策
などの中に、発達支援を織り込んでおります。
例えば、ADHDタイプの生徒
ADHDタイプの生徒(マルチタスクが得意)に、学習を教える場合
2つ以上のことを同時にしながら教えます。
- youtubeを観ながら数学を教える
- 筋トレしながら英単語アプリをする
- 安定の悪い椅子で勉強する
など、変ですが、とても効果的に学んでくれます。
集中力の分散をさせると、学びやすいです。
例えば、Asdタイプの生徒
Asdタイプの生徒に勉強を教える場合、
本人の興味の範囲内を活用して勉強を教えます。
- 信長の野望で、戦国時代を学ぶ
- キングダムから中国語を学び、漢文を読めるようになる
- 韓流ドラマから言語学の楽しさを知り、英語を学びたくなる
生徒によって趣味のツボが違うので、同じやり方は二度とできませんが、
ツボがヒットしたときの学習意欲は、最高に楽しそうです。講師側も楽しいです。
⑤学習支援(1)
- 授業に遅れないための学習(前兆期の対策)
- 予習・復習を楽にするための指導
- 通信制高校のレポート指導
- 大学の授業の学習指導(レポート課題、テスト指導)
- 通信制大学のレポート課題の指導
⑥モチベーションの対策
- モチベーション維持の方法
- コーチング
- PDCAを回す習慣
- やる気スイッチの入れ方
学校復帰直前の対策
⑦生活の対策
- 昼夜逆転の対策
- ゲーム依存の対策
- SNS依存の対策
⑧学習支援(2)
- 授業に追い付くための学習
- 得意科目を伸ばすための学習
- 苦手科目を最低限でこなすスキル
- 勉強するという生活習慣の獲得
- 大学受験指導
⑨学校との情報共有と段取り
- 学校の先生への本人の状態などをお伝えする
- 学校復帰の過程を打合せして段取りする
⑩外出の指導
生徒を外に連れ出し、外で活動をします。
外での活動に慣れます。
- ドライブしながら話す
- マックに行く
- 生徒の趣味を充実
- 一緒に美容院に行く
- 一緒に買い物に行く
- ジムやランニングなど、運動をする
学校復帰後のアフターフォロー
⑪復帰後の安定までフォロー
- 同級生の友達作り支援
- 学校内でのポジションづくり
- 予想外のトラブル対応
- カウンセリング
⑫学習支援(3)
- 高校受験の対策(個別)
- 大学受験(個別・小集団)
(難関国立大学の入試対策まで教えています。) - 高卒認定試験の対策
保護者の方向け 支援内容
支援開始~支援終了までの支援内容
①初回のご相談
初回のご相談(初回面談)で様々なことをお聞きします。
そこから支援計画の概要を考え、支援の見通しをお伝えします。
- ヒアリング たくさんのことをお聞きします。
- 不登校の経緯
- 性格
- ストレスのクセ
- 人間関係 など
- 支援計画の概要をお伝えします。
- 支援の見通しをお伝えします。
②個別カウンセリング
- 保護者研修
- 不登校解決までの見通しを作る研修
- 子どもの愛着関係を作る研修
- 子どもとのコミュニケーション方法
- 支援方針の打ち合せ
- 詳細のご報告
- ご要望をお聞きします
③保護者の会
月に1回開催しています。
- 先輩保護者にこの先どうなるのか聞く会
- なかなか話せない不登校のことをお話する会
- お母さんの人生が楽しくなる企画
(以下は、過去に行った企画です)- 楽しくなる人生を考える会
- 子育てに参加しない
- コーヒーを知って楽しむ会 など
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「遺品整理の業務から、女性の生き方を考える」というテーマの会でした。
④日常的な情報共有
- LINEで日常の情報
- 困りごとのご相談
- 支援のご報告
以上です。
一覧にすると、たくさんの項目がありますね。
このたくさんの項目を、各々のスタッフが分担して行っています。
生徒に合わせて支援内容を構築するので、生徒たちとスタッフの組み合わせに応じて、支援内容が変わります。(特に企画内容が変わります。)
令和6年2月現在の支援内容を一覧にしています。
この内容を一つ一つ支援して参ります。
順番に支援していくことで、早く・確実に回復していきます。
その結果、社会復帰までの期間が短くなります。