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2024.04.25

お知らせ

『料理が苦痛だ』を読んで、子育てを考える。

料理 不登校 支援 カウンセリング 親業 親子関係

こんにちは。ステップ原です。

今、この本を読んでいます。↓

この本です→アマゾンの紹介ページ

料理がいつのまにか苦痛になっていると気付く

料理担当です。

「私、料理担当なんです。毎日家族の料理を作っています」と言っても、驚かれない時代になったな~と思います。

イタリアンのコックを学生時代にしていたこと、奥さんがあまり料理が好きじゃないこともあり、料理担当をしています。毎日帰宅後、1時間くらい明日の晩御飯とお弁当のおかずを調理しています。

得意料理はイタリアンですが、娘がトマト嫌いなので、基本作れません。

料理が苦痛です。

料理担当になって10年くらい経つのですが、最近料理が苦痛で仕方ありません。

毎日毎日、2~3品を作り、汁もの、米を炊き、とやっていると、いつの間にかしんどくなっていました。(ウソです。本当は週6日、2品で、汁もの週1回くらいです。)ウソをつきたいと思えるほど、理想としているのは、3品。メイン、副菜、副菜です。食卓に複数のおかずが並ぶことに喜びがあります。でもできません。


理想の晩御飯の写真。頑張れた自分がうれしくて撮りました。

何がしんどいのだろう。

何がしんどいのだろう、といつも疑問に思っていました。そんな時にこの本と出会いました。

この本を読んで、しんどい事が分かりました。
しんどいことリスト↓

  • 家族の健康を維持するための料理はマジメでパターンが少ない
  • 毎日健康のための料理を作るのが楽しくない
  • 料理を、新たに考えるのがしんどい
  • 物価が上がって、予算的に使える食材の幅が減った
  • 物価が上がって、ほぼ完成品を買う量が減り、材料から調理する手間が増えた。
  • 毎日作るのがめんどくさい
  • なんで私が作らないといけないのか

など、色々と思いました。

この本の対策は、
料理担当が、「料理が嫌だ」と思っていることを家族に伝えた上で、
・食べる人のニーズ
・作る人が想像する”食べ手のニーズ”
を一致させることがからスタートします。

案外と、食べる側は色々と求めていないんですね。

良い対策だな~、私もやろう。と思いました。

子育ても、不一致から苦痛になる。

不登校のご相談で、「子育てがつらい」というお話をよく伺います。

  • 子どもからの返事が無い
  • いつも無視されている
  • 子どもが自分で考えない。
  • 話し合いにならない。

などなど。
しんどいですね。

言語化してみる。理想と現状の比較

そこで、「よく話し合ってください」と助言しても、もちろん効果はありません。

お母さんが理想とする”子育て”や、お母さんが理想とする”子どもが大人になった時の姿”を、言語化する必要があります。

さらに、現状のやっている子育てと、その考え方をお聞きして、比較します。
そうすると、こんな感じです。

【お母さんの理想】

  • 自分で考える大人
  • 試行錯誤できる
  • 自立している
  • 今、もっとのんびりしたい
  • 本人に適した仕事や生活をしてほしい

【現状】

  • 自分でしないから、指示している
  • 自分で考えてくれない
  • 自分では何もしない
  • 忙しくて終わらない
  • 学校に合わせた生活をしてほしい

比較すると分かりやすいのですが、全然違います。

もちろん、【現状】の延長線上に、子どもの未来が作られていきます。
高確率で、”マジメで従順な大人”になります。

ご本人との比較

その後、ご本人の求めている子育てと、比較します。
(以下は、高校生男子を例にしています)

【現状】

  • 自分でしないから、指示している
  • 自分で考えてくれない
  • 自分では何もしない
  • 忙しくて終わらない
  • 学校に合わせた生活をしてほしい

【ご本人が求める子育て】

  • 指示しないで
  • 放っておいて
  • 先回りしないで
  • 自分でやりたい
  • 自分で決めたい

比較すると分かりやすいのですが、全然違いますね。(汗)

同じく、【現状】の延長線上に、子どもの未来が作られます。
環境と教育の力は強く、高確率で、”マジメで従順な大人”になります。

まとめ

ぜひ、このあたりを一致させて、理想や本人が求める子育てを実現しましょう。
案外と楽に楽しくなり、本人の自立度がぐんぐん上がります。

ではでは!

ステップ 原