ステップでは、生徒の人生を描き、そこから逆算型に計画して支援しています。
ステップの支援で目指す卒業後の人生イメージは、以下の画像のイメージです。
今この時を楽しめる人生
人生の楽しさに期待できる。
日々の中で、ふと心が動いたとき、
自分の人生に“楽しめる”イメージがある。
自分で道を選び、未来を決める楽しさを感じる。
「普通」というすごさのある人生イメージ
ステップで描く人生イメージは、以下のような日常の状態です。
- 「普通」の日々を過ごしている
- トラブルはあるが、悩むことはない。
- 楽しいことがある。
「普通」のすごさ
「普通」に生活するのは、なかなか難しいです。
「普通な生活」というのは、「困っていないから、あまり悩む必要が無い生活」ということだからです。
困っていない生活の時期など、思春期~青年期には、ほとんどあり得ません。
とても難しいことだと思います。
ステップの卒業生は、困らない
不登校を脱出しながら、自己改革や、問題解決を一緒にたくさん行います。
そうすると、ステップの卒業時には、同級生よりも、問題解決能力がかなり高い状態になります。
そのため、卒業生の人生では、
一般的な範囲でのトラブルやストレスはあるのですが、
それに困ることは少なく、悩む必要がないのです。
解決できるからです。
楽しい!は作れる。
ステップの卒業生の人生は楽しいです。
- 楽しみな予定がある
- 楽しい人間関係がある
- やりたいことができている
この3つが揃うので、人生は楽しくて仕方ないものになります。
でも、「楽しい人生になる」と思えない
不登校に困っている状態の間は、ご本人もご両親も、「人生を楽しむ」なんて思えません。
目の前の不登校に困っているので、過去のことを考えるだけで精一杯です。
しかし、
・学校に行かないといけない、だけど学校に行くのは苦しい(苦しそう)。
・我慢して学校に行かなければならない、だけど不登校になるのもしんどい(つらそう)。
と考えていると、そこには解決策はありません。
➡(余談)不登校の解決は無理という前提が解決を難しくさせる。
そのあたりから、「人生の楽しさに期待できない」と思うようになるんだと思います。
(私もそうでした)
視点を変える。
そこで、視点を変えてみます。
人生を楽しむことから不登校について考え直すと、
学校は、「行くべき場所」から「人生を楽しくする選択肢」の一つとなります。
不登校は、「苦しい状態」から「人生と立て直すチャンス」に変わります。
大きなことでは視点の変化は起こりません。
すごく個人的な視点から考え直します。
こういうことがしたい、というシンプルな気持ちから、学校は楽しくなります。
(余談)不登校を長期化させて容認するということではない
不登校状態から、学校に行くことで解決することも多いです。
人生にとって、学校に行き続けながら回復するルートが最適解なら、それを選択しましょう。
その場合はリスクのある作戦のため、必ず専門家に手伝ってもらってください。
(余談)でも、生徒は「こうしたい」と思えない。
不登校になっている生徒の多くは、「こうしたい」と思えない子が多いです。
目の前の不登校のしんどさで精いっぱいということもあると思いますが、
それ以上に、自分が何をしたいかが分からなくなっている状態の生徒も多いです。
その場合は、別の対策が必要です。
人生は、楽しさを期待できるものに変えられる。
不登校からの脱出を通じて、一つ一つ人生を楽しめるように、力をつけていきます。
そうすると必ず、自分の人生の楽しさを期待できるようになります。
そして、そのまま進むと、ステップの理念でもある、「今この時を楽しめる」人生になります。
→「今この時を楽しめる」という状態のご説明ページ