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ステップの不登校支援のスタイルとは?

オリジナルのスタイル:ワンストップ

ステップの不登校支援を説明します。
ステップの不登校支援のスタイルは分かりにくいです。

不登校支援をするためだけに作り、変化し続けたスタイルだからです。

生徒の人生を「今この時を楽しめる」状態にするためには、やり残しがあってはならないのです。
だから全ての支援をやっています。(メタバースだけは、効果に疑問が大きいので、他社のサービスを利用しています)

ワンストップ:ひとりのために必要なことを全てやる

一言でステップの支援のスタイルを説明すると、
「ひとりの生徒を回復させるために、全てやる支援スタイル」です。

ステップでは、ある生徒を回復させるためにできないことがあると、
・勉強して、ステップでできるようになる
・依頼して、できる人に研修してもらって実施する
・業務委託で、できる人に一部代行してもらう
・雇用して、できる人にスタッフになってもらう
などで対応して、その生徒を回復させられるようにします。

そうしていると、ステップはどんどん、ひとりのために全てやるスタイルになっていきました。
これを、ワンストップの支援体制と呼んでいます。

(余談)ステップの不登校支援がこのスタイルになっている理由

他の不登校支援機関の分類で説明

まず、適応指導教室などの公的支援期間や、民間の支援機関で使われる分類で、説明します。

【表の説明】
順番は、小さい数字の方が不登校開始直後で必要な支援、大きい番号の方が社会復帰前に必要な支援の順番になっています。不登校回復につれて、上側から下側の支援が必要になるという表です。

◎:得意
〇:やっている
△:一部できる
×:やっていない

※この表は、スマホでは、横画面での閲覧が推奨です。

順番支援内容ステップ適室教育相談民間A民間BSCSSW親業
1カウンセリング×
2電話支援×××××
3保護者支援××
4発達支援××
5訪問支援×××××
6オンライン支援××××××
7来所支援××
順番支援内容ステップ適室教育相談民間A民間BSCSSW親業
8コーチング××××
9学習支援××××
10居場所××××
11小集団指導××××
12メタバース  ×××××××
13高卒サポート×××××
14運動支援××××
15受験指導×××××××
16学校復帰支援×××××

(略語の説明)
適室:公的機関の適応指導教室
教育相談:公的機関の教育相談を電話と対面で受ける機関です。
SC:スクールカウンセラー
SSW:スクールソーシャルワーカー
民間A:昔ながらやっている民間支援機関を想定しています。
民間B:ここ数年で創業した新しい民間支援期間を想定しています。
親業:親業訓練講座、個別講座を中心に支援している民間機関。
メタバース:仮想空間内で生徒同士が交流する居場所支援

※ステップで生徒支援をしていて感じる、主観を含んだ情報による表です。
※県や地域によって異なりますし、担当者によって異なると思います。

ステップは、ワンストップの支援機関

この表から分かるように、ステップは、ステップだけで、何でもやるスタイルです。

不登校の段階が変わると、別の支援が必要となります。
カウンセラーと話してメンタルが整うと、次はコミュニケーション系の対策、その次は学習の対策と、回復する度に次の支援内容に移って進みます。

不登校支援の機関が変わるのはストレスでリスクがある

不登校の段階が変わる度に支援機関が変わると、生徒も保護者も大変です。
その度に、過去の辛いことを話して、理解してもらい、支援方針のすり合わせをする必要があります。大変な思いを何度もしなければなりません。

しかも、リスクも大きくあります。
次の担当の人が合うか、考え方が合うか、自分に合わせてくれるか、保護者の生活スタイルに合わせられるか、など、様々なリスクがあります。

それを何度もしなければならないのはかなりつらいです。

一方通行ではなく、往復してゆらぐ。

さらに、不登校の中期~後期は、なんども往復します。(詳しくは別の記事で説明します)

中期の支援は1:1の手法が効果的です。でも後期の支援は小集団が効果的です。
(もちろん生徒ごとによって異なりますが。)

中期が終わり、後期に進むと、また中期に戻り、また後期、と何度か繰り返します。
個人→小集団→個人→小集団→・・・と繰り返す度に、支援機関を変えなければならないのは、しんどいです。

ステップは、全部できる必要がある。

だからステップでは、ひとりひとりに合わせることができ、ワンストップで支援が完了するように、たくさんの種類の支援を行っています。

各段階に専門家がいる。

ステップでは、各支援技術のプロフェッショナルが在籍しています。

カウンセリングは臨床心理士・公認心理師、発達支援は療育出身スタッフ、学習支援はプロ家庭教師、受験指導は予備校講師、などのように、各分野の専門家が各々の専門性を使って支援しています。

ただし、様々なスキルを使用しているから、各スタッフの専門性のレベルが低いわけではありません。

各スタッフのレベルを高く維持できるように、分業制にしています。
初期の時期を主に担当するスタッフ、保護者相談をメインで担当するスタッフなど、分かれています。

分業制で、各スタッフが毎年10~15人程度担当します。保護者相談を担当するスタッフは、毎年60人ほど担当します。
専門性は、磨かれていきます。

他の機関の得意は!?

他の機関の得意なところは、以下の通りです。

  • 適応指導教室は、真ん中くらいの時期の支援と、学校復帰を支援しています。
  • 教育相談機関は、最初の保護者支援が得意です。
  • 民間A(古参機関)は、真ん中以降の時期と、学校復帰が得意です。
  • 民間B(新参機関)は、真ん中以降の時期の、新しい方法の支援が得意です。
  • SCは、カウンセリングが得意です。
  • SSWは、発達支援、訪問支援が得意です。
  • 親業は、保護者支援が得意です。

もちろん、この各機関の得意な部分を渡り、支援を受けても回復します。