不登校を風邪に例えると
風邪の発熱と不登校の最も違うところは、続くことです。風邪の発熱はウィルスが減れば治まります。でも、不登校はストレスが減ってもすぐに登校するようにはなりません。
改善策の考え方
不登校を改善するためには、”ストレスで病気になりそうではない日常”が最低限必要です。
そのためには、元々の”ストレスが溜まっていた日常”から、”ストレスが少ない日常”に改善することが必要です。
ストレスが少ない日常に改善するためには、本人だけではなく、保護者、先生など大人の協力も不可欠です。環境改善が絶対的に必要だからです。
大人が変わる必要はこのため
ここで問題が起こります。周りの大人にとって「日常は平和であり、無意識な行為」ということが問題になります。本人の環境を変えるために、大人の平和な日常を変化させる必要があります。
大人がほとんど無意識に過ごしている日常は今まで頑張ってきて楽な状態になっているはずです。それを、変化させ、楽ではない状態に変えるのです。
難しいです。
これが難しいのです。何を変えれば、本人の不登校の改善につながるのか、分からないのです。専門家なら分かるのですが、一般的な知識の中には、その答えが見つかる方法はありません。高度な訓練が必要です。
(別記事の話ですが、そういう理由でお母さんが仕事を辞めたけど不登校が改善されない、ということが起こります。)