おはようございます。NPO法人ステップの原です。
最近、ステップの社会的貢献について考えました。
(半分はスタッフや関係者向けの文章です。)
品質優先だから、ボランティアはしない。
弊社は、いわゆる”NPO”っぽさのイメージの代表格、「ボランティア感」はありません。
ボランティアで教育活動をするべきと思っていません。
教育が無償になるべきとも思っていません。(高校・大学無償化に反対しているわけではありません)
それは、ステップの支援は、
- 「プロフェッショナル」としてサービスの質を改善し続けることが必要
- 会社が継続できることが必要。つぶれてしまうと一番ダメ。
- 支援者が自由な発想で「プラスα」をすることが、理想の回復には必要
だと思ったからです。
そのおかげもあり、ステップではサービス品質が上がり、創業時の私が知ったら感動するような不登校支援をできていると思います。
でも、私自身が不登校だった時の家庭環境では、経済的に余裕がなく、この支援は受けられなかっただろうな、と毎月のように思います。
だから、社会的な影響を出すことで、ステップは、当時の私の家庭の助けにもなるようにしようと思います。
社会貢献を頑張ります。
ステップでは、このように社会貢献をしています。
①不登校からただ自立するだけではな、社会的に影響力を与える大人に成長できる。
卒業生が、自己実現して、「今この時を楽しめる人生」になるので、影響力が大きく、社会をどんどん良くしてくれます。
②関係者が皆、楽しめる人生になっていく。
何よりも、スタッフ、お父さん・お母さん、生徒のみんなが楽しい人生になっていくことが、社会貢献だと思います。様々な普通の苦悩はあると思いますが、少なくとも卒業生とそのご家族は「不登校で悩まない人生」になっていると思います。(卒業生やご家族からお話をお聞きすると、「不登校の時期のことは忘れた」とおっしゃるので、良かったな👍、と思います。)
③技術を広める
生徒の不登校支援を通じて高めた技術を、人材育成や研修・大学の授業などを通じ、広めます。
不登校支援の技術を広めることは、不登校の子たち全体に、ダイレクトに良い影響を与えると考えています。
ステップの技術を知り、「そうすれば良いのか!」と思った方が、どんどん技術を使っていただき、どんどん技術を発展させ、どんどんいい社会にしていってくださったらいいと思います。
「ステップの顧客がいなくなるのではないか」と質問を受けることがありますが、ステップの顧客がいなくなるのは構いません。
その時は、ステップの創業の想いである「社会課題としての不登校問題を解決する」ということが達成できたんだと思います。それに社会問題を解決できる企業は価値が高いと思うので、できる事がたくさんあり、仕事はたくさんあると予想しています。
④社会的に分業が進む。
(これはまだできていないのですが)ステップで社会的役割の一つである不登校支援を担うことで、学校の先生や教育業界での分業が進み、学校教育現場の皆さんが本業に集中できるのではないかと考えています。(学校のメインの役割は、集団教育だと考えています。)
不登校のことは、担任の先生ではなく、不登校の担当の人が担当する社会の方が、全体的にうまくいくと思います。(海外ではそういう国が多い印象です。)
学校の先生が、生徒と向き合ったり、教育活動を行う時間をいかに増やすかが大事だと思います。
⑤不登校支援業界での品質向上
不登校業界のリーダーとして、不登校支援業界を牽引し、不登校支援業界内での差別化が起こり全体のサービス品質が向上していくことができると考えています。(もちろん現在はまだまだリーダーと言えるような状況ではないです。)
⑥ニートにならない。
ニートになる確率40%の不登校の子が、ステップで楽しめる人生になって、結果的にニートにならないことで、社会保障制度の削減になります。
ご両親の扶養がなくなった後、生活保護に必要な税金(1人3600万円)の 経済効果があります。(※この割合は、以前講演会でお聞きした統計の数字です。出典元が分からずすみません。)
ステップで行っている主な社会貢献は、以上です。
改めて書き出すを多いですね。
ではでは。
原