こんにちは。NPO法人ステップの原です。
今日は、ステップの支援のゴールについてお話しします。
「学校に戻ること」がゴールじゃないなら、じゃあ何がゴールなの?という疑問に、正面からお答えしますね。
「学校に戻れた」で、安心しますよね
お子さんが学校に行けるようになったとき、心の底からホッとしますよね。
「まじで学校行けたわ」
「良かった」
いつも私もそう思います。

ただ、現場で長くやっていると、ちょっと気になることがあります。
学校に戻った子が、しばらくするとまた行けなくなる。
先生からは「楽しそうにやっていますよ」と言われていたのに、ある日また行けなくなる。
通えてはいるんだけど、なんだか子どもの目に力がない。
こういうケース、実はとても多いです。
なぜ、戻っても崩れてしまうのか
理由はわりとはっきりしていて、
根っこの「生き悩み」が解決されないまま復帰しているからなんですね。
エネルギーがある程度回復して、
本人も「行ってみよう」と思って、学校に戻る。周囲もホッとする。
でも、本人の内側では、ものすごいエネルギーを使って毎日を乗り切っています。
友達関係のしんどさとか、
勉強の遅れへの焦りとか、
「また行けなくなったらどうしよう」という不安とか。
再登校って、実はものすごくエネルギーを使うんです。
その消耗に見合うだけのサポートがないと、どこかで限界が来てしまいます。
ステップのゴールは「前よりいい人生ルートに入ること」
ではなく、途中の景色を楽しめること-A3-300x167.png)
ステップは「学校に行かなくていい」と言っているわけではありません。
社会復帰は大切です。
ただ、ゴールの設定が少し違います。
ステップが目指しているのは、
社会復帰をした上で、不登校になる前よりも良い人生ルートに入ること。
もう少し踏み込んで言うと、不登校前のしんどかったルートよりも、自分に合ったルートに入ること。
これを、ステップでは「人生の転機に変える」と呼んでいます。
「そんなこと本当に可能なの?」と思う方もいるかもしれません。
可能です。
不登校になるということは、
それまでの人生コースの中で、その子が限界を迎えたということです。
言い換えると、そのコースにはその子にとって何か無理があった。
その無理を特定して、
根っこの生き悩みに向き合って、その子に合った形で人生を組み立て直す。
そうすると、「前のコース」よりも「今のコース」のほうがずっと良い、ということが起きるんです。
それは、本人も望むので、とても前向きに支援に取り組んでくれます。
(この前、生徒が「原さん、次は自己肯定感対策して欲しいんですよね。youtube観てたら、必要通って・・・」と言われました。ウケます。)
実際に卒業生から
「不登校になる前より、今の方がずっと楽しい」と言ってもらえることがあります。
これまで多くのケースを担当させていただいて、
不登校は適切な支援があれば、人生の転機に必ずできると強く信じています。
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