どうも!
NPO法人ステップの原です。
(花粉症にやられています。)
昨日、生徒のお母さんより、「おすすめの病院は?」とご質問をいただきました。
せっかく回答を作るので、ブログにしました。
不登校対応する病院はどこ?
お子さんが不登校になると、多くの保護者の方がまず考えるのが「病院に連れて行ったほうがいいのかな」ということだと思います。
身体症状が出ている場合は当然ですし、メンタル面が心配な場合も、まずは医療機関に相談してみたいですよね。
最近は学校でも、身体の病気ではない事を確認するために病院に行ってください、と助言を受けることもありました。
ただ、岡山で「不登校の子を診てくれる病院」を探そうとすると、意外と情報がない。
ネットで調べても、どこが不登校の対応に慣れているのか、なかなか分かりません。
そこで今回は、ステップが15年以上の支援の中で実際に連携してきた医療機関を中心に、
「不登校になった。さあ、どこに行こう」というときの参考になるリストをまとめました。
あくまでステップの現場から見た主観が混じった情報です。
お子さんの状態や相性もありますので、参考の一つとしてお読みください。
(病院・医療機関の方へ、ステップ目線なので、様々、ご容赦ください。異なる情報がある場合は、訂正しますので、ご連絡くださいm(_ _)m )
岡山市エリア
ほしあい心療内科(岡山市北区)
思春期の心療内科で、一番伴走してくれるところです。
私は、ほしあい先生が医師を志したエピソードが大好きです(よかったら直接聞いてみてください)。「今ここにある、目の前のしんどさ」に寄り添ってくれる先生で、一緒に伴走しながら、ちょっとずつ回復に向けて動くことができます。とても良い先生です。
NPO法人ステップの生徒も、たくさん通っています。
特に、朝日高校や一宮高校、岡附中など、岡山五校と倉敷四校の進学校の高校生をご紹介しています。
迷ったらここです。
- 所在地:岡山市北区今2丁目7-1 KU2ビル2F
- 電話:086-250-7367(予約優先)
- ホームページ:http://www.starmentalclinic.com/
- 休診日:木曜・日曜・祝日
ココイロクリニック(岡山市北区)
思春期の精神医療のピカイチの先生です。よく話を聞いてくれると評判です。
ほとんど待たない予約システムがすごく良いです。受付の方の対応がかなり良く、安心して電話して大丈夫です。
元々、公的機関のドクターをされていたと聞きました。たくさんの経験をお持ちだろうと感じられる、頼りになる先生です。先生とお話した時、私の自己肯定感も上がったのを感じました。
NPO法人ステップの生徒も、何人か通っています。不登校の中学生でメンタルがしんどい状態の子、高校生のメンタルがしんどい子をご紹介しています。
- 所在地:岡山市北区西崎本町1-6-1
- 電話:086-250-9916(完全予約制)
- ホームページ:https://cocoiro.jp/
- 休診日:火曜・木曜・日曜・祝日
川崎医科大学総合医療センター・心療科(岡山市北区)
倉敷のレジェンドドクター、わに診療所(倉敷市役所の近く)の息子さんが、川崎病院系にいらっしゃいます。この先生がすごいです。
本人の人生が良くなるために、長期計画を医療面から伴走してくれます。入院機能があるので、メンタルが重くなっても大丈夫です。検査も各種できるので、なんでもありのチームです。
ここは本来、紹介状が必要なところなのですが、紹介状が無くても行った方が良いです。
複数の問題がからみすぎていて、何から手をつけていいか分からない。どの問題から対応していいか分からない。そういう場合は、和迩先生を訪ねてください。
- 所在地:岡山市北区中山下2丁目6-1(天満屋の近く)
- 電話:086-225-2111(代表)
- 心療科スタッフ紹介:https://g.kawasaki-m.ac.jp/dept/sinryo/staff
- ホームページ:https://g.kawasaki-m.ac.jp/dept/sinryo/
セントラル・クリニック伊島(岡山市北区)
血圧系や生理系などの婦人科系の疾患が出た場合の、中高生の思春期外来としてはピカイチです。
婦人科系のしんどさから身体にアプローチする手法に、いつも感動しています。カウンセリングも東條先生という岡山のレジェンドが勤務されていて、メンタルの対応もすごく良いです。
不登校で身体症状(血圧の不安定、生理の問題など)が出ている中高生には、特におすすめです。
- 所在地:岡山市北区伊島北町
- ホームページ:https://www.kohjin.ne.jp/clinic/
- 外来診療表:https://www.kohjin.ne.jp/clinic/gairai/schedule/
岡山県精神科医療センター(岡山市北区)
おすすめというよりも、公的機関として多くの方がまず紹介される場所です。
ここのすごさは、医療機関として命を守ってくれるスペシャリストたちだという点です。幻覚や命の危険があるような重たい症状の患者さんを、平常の状態までなんとか回復させてくれます。入院機能と、入院後の対応チームがすばらしいです。
ただ、メンタルがしんどいだけの「病気的には軽い状態の」不登校だと、「病気ではない」と言われてしまう可能性があります。重い症状がある場合の安心の砦です。
- 所在地:岡山市北区鹿田本町3-16
- 電話:086-225-3821
- ホームページ:https://www.okayama-pmc.jp/
- 児童思春期外来あり(15歳以下・予約制)
たかたクリニック(岡山市北区・岡山駅西口エリア)
自閉症スペクトラム(アスペルガー系統)の対応がピカイチ!
院長の高田広之進先生は、思春期の心理学が専門。アクティブな対応をしてくれる医療機関です。本人が「人生を良くしたい!」「対策したい!」と思えている段階なら、たかた先生が良いです。薬だけに頼らず、心理学的な対応をいろいろと求められますが、回復していきます。
ただし、のんびり現状維持したい方にはおすすめできません。不登校になった最初の頃の混乱を落ち着かせたいという時期にも、合いません。
でも、原因が自閉症スペクトラム(アスペルガー系統)だと判明して、「これを何とかしないと!」となった場合、たかた先生はピカイチです。
- 所在地:岡山市北区奉還町1丁目12-15 小松ビル3F(JR岡山駅西口から徒歩5分)
- 電話:086-214-6171(予約制)
- ホームページ:http://takataclinic.jp/
- 休診日:木曜・日曜・祝日
岡山大学病院 小児心身医療科(岡山市北区)
岡大病院の岡田あゆみ先生がとても柔らかく対応してくださいます。
小児科医と公認心理師が協力して診療にあたるチーム体制で、心身両面からのアプローチが基本です。ステップでは、場面緘黙症のケースや、血圧系の疾患を持っているケース、抜毛症のケースなどで連携させていただいたことがあります。
初診は中学生までのお子さんが対象で、かかりつけ医からの紹介状が必要です。外来は完全予約制で一組30~60分。じっくり向き合ってくれます。
- 所在地:岡山市北区鹿田町2-5-1(岡山大学病院内)
- 電話:086-223-7151(代表)
- 小児心身医療科紹介ページ:https://www.okayama-u.ac.jp/user/hospital/index322.html
- ※初診は中学生まで・紹介状必要・完全予約制
倉敷エリア
こころクリニック(倉敷市)
倉敷エリアの思春期対応を一手に引き受けてくれている病院だと、ステップでは思っています。
「まずは落ち着こう。そこから根本対策をしよう」という方針に、少しずつなっていける病院です。目の前に焦っているお母さんと先生との相性は、正直いろいろとあります。でも、先生のおすすめ方針はとても良いです。
予約があまり取れないので、緊急対応ではなく、長期的な対策として通うのがおすすめです。児童精神科・心療内科・精神科を標榜していて、児童発達支援も併設しています。
- 所在地:倉敷市生坂2257-1
- 電話:086-463-5506
- ホームページ:https://www.kokoroclinic-kurashiki.net/
- 休診日:日曜・祝日(土曜は13:30まで)
かわかみこどもクリニック(倉敷市・新倉敷)
児童発達支援を伴う小児科ならピカイチです。
小児科なので、小学生がメインです。
倉敷エリアで一番おすすめです。
心理士によるカウンセリング・発達検査も行っていて、子どもの心と身体の両面から支えてくれます。
- 所在地:倉敷市新倉敷駅前5丁目16-1
- 電話:086-441-2757
- ホームページ:https://kawakami-kodomo-clinic.com/
味野医院(倉敷市児島)
以前、慈恵病院で思春期外来を担当されていた吉村優作先生がいらっしゃいます。
一度この吉村先生の研修を受けたことがあるのですが、考え方がステップとそっくりで、「人生」をちゃんと見てくれる。とても良い先生です。
- 所在地:倉敷市児島駅前1丁目103
- 電話:080-2920-2257(予約)
- ホームページ:https://ajinoiin.or.jp/
- 休診日:水曜・日曜・祝日
- ※15歳以上が対象です
倉敷中央病院 精神科(倉敷市)
倉敷中央病院は、他の疾患と精神的な問題が併発している場合の対応がめちゃめちゃ上手な印象があります。
ステップでは、腎機能の病気や摂食障害などのケースで、精神科と他科が連携しながら治療しているケースを担当したことがあります。総合病院の強みを活かした、身体疾患に合併した精神疾患への対応が専門です。公認心理師も在籍しており、思春期の神経発達障害の方の診療も行っています。
大きな病院なので紹介状が必要ですが、身体の病気とメンタルが両方ある場合は、ここの連携力は心強いです。
- 所在地:倉敷市美和1丁目1-1
- 電話:086-422-0210(代表)/086-422-5024(紹介患者専用受付)
- 精神科ページ:https://www.kchnet.or.jp/departments/ka02/
- ※紹介状が必要です
大事な前提:医療だけでは不登校は解決しない
ここまで医療機関をご紹介してきましたが、一つ大事なことをお伝えさせてください。
不登校は、病気ではありません。
不登校は、さまざまな要因が重なった結果として起きる「状態」です。
その背景に病気があるケースはあります。
起立性調節障害やうつ、発達障害が、不登校のきっかけや持続要因になっていることは確かにある。
ただ、病気の治療と、不登校の解決は、別の問題です。
医療は不登校支援の「一部」であって、「全部」ではない。
だから、病院に行って診断がついて、薬を飲んでいるけど、なんとなくモヤモヤする。
その先が見えない。
そう感じている方は、もしかすると医療とは別の支援が必要な段階に来ているのかもしれません。
📖 もう少し詳しく → 不登校で病院に行ったけど薬を出されるだけ?診断名がついても変わらないときの考え方
ステップと医療機関の連携について
NPO法人ステップでは、医療は、必要な子には必要だと考えています。
必要な場合は、上記の医療機関と連携しながら支援を進めています。
また、適切な医療機関をご紹介することもできますので、ご相談にお越しください。
ステップの役割は、医療ではカバーしきれない領域、つまりその子の「生き悩み」全体に向き合うことです。生き悩みの見極め、段階に応じた具体的な対策の設計、本人との信頼関係の構築、進路の計画。
医療機関と一緒に、お子さんが「今この時を楽しめる」状態に向かっていけるよう、伴走しています。
「病院には行ったけど、この先どうすれば…」と感じている方は、お気軽にご相談ください。
📞 お問い合わせはこちら → [電話番号・LINE・お問い合わせフォーム]
※ 本記事の情報は、2026年3月時点のものです。診療時間や担当医が変更になっている場合があります。なので、受診の際は各医療機関に直接お問い合わせください。
※ このリストは、NPO法人ステップが15年以上の支援の中で連携してきた医療機関の情報を、代表の原の視点でまとめたものです。すべての医療機関を網羅するものではありません。
※ 実際に各医療機関の患者を経験された方の中には、違う印象を持たれている方も多いかもしれません。今後探される方が、本人の状態とタイプなどに合ったところおを、スムーズに適切に探せるように書きました。ご理解いただけますと幸いです。
※ また、かなり余談ですが、各医院の患者さんとして良い経験をされた方、グーグル口コミに書いてほしいです。グーグルアカウント(実名?)での投稿になるので、それが大丈夫な方だけです。医院の口コミが荒れていて、悲しいです。無駄に不信感を持たれて、患者さんが避けられたらいやです。ぜひ、ご協力をお願いします。