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「宿題を増やせば勉強の習慣がつく」という嘘|岡山県立高校の不登校

こんにちは。
NPO法人ステップの原です。

今日は、高校の宿題の話です。

宿題が終わらない、という相談

「毎日夜中まで課題をやっているのに、終わらないんです」

「提出するために夜中までやっていて、起きれず、登校できなくて、不登校になりました。」

こういう相談をよく受けます。
岡山県立の進学校に通っている、真面目なお子さんのケースです。

もしかすると、お母さんも
「うちの子の要領が悪いのかな」
「もっと頑張らせた方がいいのかな」
と感じているかもしれません。

「宿題が多いほど習慣になる」という考え方

「たくさん宿題を出せば、やっているうちに勉強の習慣がつく」と学校の先生は考えているそうです。

ただ先日、Aから始まる岡山の県立高校について、こんな話を聞きました。

  • あの課題は、全部やれることを期待して出しているものではない
  • 勉強の習慣づけのために出している
  • 提出すること自体は、実際どうでもいい
  • できるに越したことはないけれど、できる量ではないと、教員もわかっている

つまり、「全部はやれない」ことは、出している側もわかっている。
わかったうえで、大量に出しているということです。

量を増やしても、勉強時間は伸びません

宿題をたくさん出せば勉強の習慣がつく。

これは、営業のノルマを高くすれば成績が伸びる、と言っているのとほとんど同じです。
達成できないとわかっているノルマを渡されて、やる気が出る人はまずいません。
大人なら、すぐにわかることだと思います。

実際の支援現場で見ていると、終わらない量の宿題を出されたとき、子どもが身につけるのは勉強の習慣ではありません。

さぼり方です。

どこを飛ばすか。
誰かのを写すか。
答えを見て埋めるか。

要領のいい子ほど、こうした「やり過ごし方」がうまくなっていきます。

一方で、真面目な子は全部やろうとします。
睡眠を削り、休日をつぶし、それでも終わらない。
提出できない日が続くと、「自分はダメだ」と自分を責めはじめます。

これまで多くのケースを見てきて、この状態が学校に行けなくなるきっかけの一つになっているお子さんも、実際にいました。

成績を上げるために出したはずの宿題が、結果として成績を下げている。
そう感じる場面は、少なくありません。

特に、中学時代の成績上位者が集まる、県立高校の進学校では、
中学時代よりも順位が一気に下がったことで、
自尊感情が下がっています

その対策をするために勉強をしようと考えますが、
宿題をするだけで、すでに睡眠時間が削られていて、
成績を上げるために対策に割く時間が、もう残っていません。

子どもの努力不足、で片づけないでほしい

「摸試の結果、成績が悪いから、宿題を増やそう」
学校の会議で、こうした結論になることがあると聞きます。

まず、管理職が、会議で、学年の成績が低かったことの対策を各教科の先生に問います。
各先生が答えます
でも、短期的な対策なんてありません。
そこで先生にとって、一番妥当な短期的な対策は、宿題を増やす、という対策です。

でも、これは成績の原因を生徒の努力不足だけに置いた対策です。

本来なら、見直す場所はほかにもあるはずです。

  • 授業の内容は、生徒が理解できるものになっているか
  • 出している宿題は、本当にやるべき内容と量になっているか
  • 先生が教え方を学ぶ研修の機会を、学校として用意できているか
  • 非認知能力を上げるための対策は十分か

こうした大人側の見直しを置き去りにして、宿題の量だけを増やし続けてきた。
その積み重ねが、今の状態につながっているように私には見えます。

まじめに頑張る高校生が、不登校になるような宿題の出し方は、本当にやめてほしいと思っています。

そして、お母さんに知っておいてほしいのは、
宿題が終わらないのはお子さんの怠けではない、ということです。

勉強時間が伸びるのは「褒められる仕組み」

では、勉強時間を伸ばすには何が必要なのか。

私の考えは、シンプルです。
宿題をしたら褒められる、という仕組みにすることです。

やれば終わる量で、やった分がきちんと認められる。
人は、達成できて、それを誰かに認めてもらえることなら、続けられます。
勉強も同じです。

真面目な子ほど、守ってあげてください

宿題が終わらないことで苦しんでいるお子さんは、怠けているわけではありません。
むしろ、真面目に向き合おうとしているからこそ、苦しくなっていることが多いです。

「全部できなかった」ことより、「ここまでやった」ことを褒める仕組みを、ご家庭で作ってください。
それだけで、お子さんの表情が少し変わることがあります。

例えば、今日の勉強の問題数×5円をあげる仕組みです。
確実に塾代よりも安く、勉強量が増えます。

毎日100問解いたら、500円もらえます。
月に15000円です。

毎日100問解いている高校生は、東大合格レベルの勉強量です。

宿題のことで本人が追い詰められている、学校に行きづらくなってきた、という場合は、一人で抱え込まなくていいですよ。

NPO法人ステップでは、岡山県の進学校の勉強のことも含めてご相談をお受けしています。

私も、高校時代に、岡山県立の進学校の宿題しんどくなった一人です。
予習復習の対策など、やりますので、ぜひ、お子様の心が壊れる前に、ご連絡ください。

NPO法人ステップ 原