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⇒不登校・ひきこもり問題の解決方法 具体策2

不登校・ひきこもり問題の解決方法 具体策2

不登校の対策のうち、具体的な対策を記載していきます。

前の「その1」の続きです。

不登校の対策に叱咤激励は効果的か?

新しいご相談をお聞きする中で、

「この時期は先生から叱咤激励されて学校に行けるようになりました。でも、その後、やる気が続かなくて、不登校が再発しました。」

というお話がよくあります。

これは、不登校になりかけている生徒が、(主に)担任の先生や保健室の先生に叱咤激励していただき、元気を取り戻して学校に通うことができるようになった、という話です。

小学生の不登校や、中学1年生の真面目で従順な性格をしている生徒の場合、先生からの熱い助言に響いて、やる気がでます。

ただ、そのやる気は長続きすることは難しいようです。

ある生徒に再登校して(孤立して不登校→1ヵ月ぶりに登校)、どういうことが起こったかと聞いたところ、下記のようなことがあったとのことでした。

・休み時間、クラスの同級生たちは、「久しぶり」と声かけをしてくれ、「どうして休んでたの?」などと質問をしてくれる。
→本人は、人に囲まれてしんどくなる。あまり上手な回答ができず、盛り上がることなく休み時間が終わる。

・すでに人間関係が固定されており、一緒に話そうなどの誘いは無い。

・授業中は、班での活動や2人組みでの小テストの丸付けなど、本人が参加するにはハードルの高いイベントがたくさんあり、辛い。

・学習内容の数学と英語は既についていけなくなっており、何を言っているのか、理解できなくなっていた。

・2日目からは、孤立が深まり、二度と学校には行かないと決意する。
(以上)

こんな様子で学校に行くのはしんどいですね。

この生徒の場合、対人恐怖、人間関係、勉強、コミュニケーション能力など様々な課題がありますね。
学校に行く、ということは、これらの課題の内のいくつかをクリアできている必要があります。

叱咤激励という方法で生徒のやる気を出すのであれば、復帰した後のクラスの中の状況を良くしていただけると、とてもスムーズに安定するかもしれません。

例えば、復帰前に一日かけて予習し、授業の内容を理解できるようにする、という対策があります。

学校生活のほとんどを占める授業を理解できるということは、とても復帰後の安定につながります。

父親は不登校の子どもと関わった方がいいか?

不登校の生徒のお父さんとの関わりについては、色々な考え方があります。

①前提として、不登校について叱る立場では状況は改善しない。

不登校状態になってすぐにお父さんとの関係を怖がるようになる生徒が多くいます。
これは、普段からお父さんが(お母さんの言う事を聞かない時にだけ)叱る役割だったり、元々お父さんと仲がよかったため生徒自身がお父さんのいう事なら話を聞こうとしているためです。

どういう関係かにもよりますが、少なくとも叱って不登校状態を改善しようとするのは間違いです。

お父さんのプレッシャーに押されて一時的に学校に行ったとしても、その後数日で休み始めます。学校内でのしんどい事がなくなっていないからです。

休み始めると、お父さんは再度学校に行かせるために叱り、また休み始め、と繰り返します。お父さんはどんどんプレッシャーを強めるために叱り方がひどくなり、生徒本人はどんどん嘘をつくようになったり黙るしかなくなったりします。

この段階が長期にわたると、ストレス負荷の増大と自尊心の低下から、摂食障害や自傷行為、強迫神経症などになりやすくなります。もちろん、お母さんが同様のことをしても同じように精神的な病気になりやすいです。

②では、お父さんはどういう立場をとればいいのか。

お父さんの立場に関しては、色々な方法があると思いますが、その役割のいくつかをご紹介します。

・遊び相手
お父さんからは不登校のことに触れずに、ただ遊ぶ役割です。
不登校状態を長引かせる原因の一つはストレスです。ストレスは遊ぶことで緩和することができます。
ストレス状態から脱却することができると、自分の不登校を客観的にみることができるかもしれません。

・悩みを聞く人
不登校についての悩みを聞き、共感する人です。決して責めたり、諭したり、助言したりはしてはいけません。生徒は相談したくて話しているわけではありません。気持ちをわかってほしいだけです。

・お母さんへの不満を言う人
主にお母さんが不登校の対応を行っている場合、お母さんの対応がしんどくなることが多々あります。そんな時にお父さんに不満を言う事ができれば、とても良い加減で不登校の対応ができます。本人のしんどさの限界を超えることなく不登校状態を改善できるでしょう。

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長舩 裕樹